トムヤムクンの作り方
タイの伝統的なスープ、トムヤムクン。日本のスーパーでも手に入る材料を代用して、本格的な味のトムヤムクンを作ってみましょう。
帰国したら作ってみよう「トムヤムクン」
辛味と酸味が特徴の、くせになるタイの伝統的なスープ、トムヤムクン。
トムは「煮る」、ヤムは「混ぜる」、「クン」はエビを意味します。
エビが入っていないものは「トムヤムクン」とは言えないのです。
寒暖差の激しいタイで、酸味で食欲を増進させ、辛味で発汗を促し、魚介と野菜のバランスよく摂取できる素晴らしいスープです。
また、唐辛子に含まれるカプサイシンには発汗作用があり、血流を促進し内蔵脂肪を燃焼させる効果がありますので、ダイエット中の食事には最適です。
トムヤムクン レシピ(4人分)
作り方は非常に簡単ですが、レモングラスやバイマックルー(こぶみかんの葉)など本格的な材料を揃えるのは難しいでしょう。ここでは日本のスーパーでも手に入る材料を代用して、本格的な味のトムヤムクンを作ってみましょう。
材料(4人分)
- 水:800cc
- トマト(プチトマト):8個
- 生姜:1かけ
- 玉ねぎ(出来れば紫玉ねぎ):1個
- キノコ(マッシュルーム):120g
- コチュジャン:大さじ2
- ナンプラー(魚醤):大さじ4
- 砂糖:小さじ1
- 鶏ガラスープの素:小さじ2
- ポッカレモン(レモン汁):大さじ4
- 牛乳(あればエバミルクやココナッツミルク):200cc
飾り用
- 鷹の爪:2本
- パクチー:お好みで
- ラー油:お好みで
- 白髪ねぎ:お好みで
作り方(4人分)
- エビは頭をはずさず、殻を剥き、背ワタを取ります。トマトは4分割(プチトマトなら縦に半分)、キノコは薄切り、玉ねぎは大きめの串切りにします。生姜は皮を剥き、薄くスライスしておきます。
- 鍋に水を入れて沸騰させ、有頭エビと【飾り用】の材料・牛乳以外の材料を入れます。煮立ったら有頭エビを入れて、軽く火を通します。(エビを似すぎると固くなってしまい、おいしくありません。)
- エビが赤くなったら、牛乳を入れ、沸騰寸前で火を止めます。
(長く煮込むと、牛乳が分離してしまいます。) - できた「3」を器に盛り、【飾り用】の材料をお好みで飾ります。
- ※エビを鶏肉に変えると「トムヤムガイ」、イカに変えると「トムヤムプラームック」になります。
- ※スープやご飯やインスタントヌードルの麺を加えて、リゾット風やヌードルとして楽しむこともできます。
- ※辛いのがお好きな方は【飾り用】の鷹の爪を「2」の段階で入れてください。煮込むことで辛味が増します。
- ※エビのワタの味を生かすのであれば、頭と身をはずし、頭を先に煮込むとワタのうまみがスープ全体に広がります。臭みが気になるようでしたら、頭をはずさずに煮込んでください。